ヒト幹細胞美容液って?2020.01.24
ヒト幹細胞美容液と言われるコスメが、インスタグラムやブログでセッセと取り上げられています。商品名からして凄く効果がありそうだなあ、と感じる次第ですが、実際のところはどうなんでしょう?
ということで今回は、ヒト幹細胞美容液について。
難しいところは適当に、知りたいところは分かりやすく、がモットーです。
まずは基本から。
幹細胞は、「細胞を新しく作りだすことができる細胞」です。
下の図を見てください。

赤い矢印線が皮膚の表面です。
下に進むと青い丸があります。基底層と書いてあるところです。この基底層には基底細胞と呼ばれる細胞がびっしりと並んでいます。この基底細胞が皮膚の幹細胞になります。
「新しい細胞を作り出すことができる細胞」ですから、基底細胞は「新しい皮膚細胞を作りだすことができる細胞」ということになります。
メイクレッスン担当の松下は、お母さん細胞と呼んで、お客様に説明しています♪
お母さん細胞は、皮膚の赤ちゃん細胞を作ります。この赤ちゃん細胞は、28日間でグングン成長して皮膚の一番上の角質層まで達します。その後は役目を終えて、垢となって剥がれ落ちます。儚いかな、子供の方が先に寿命を迎えてしまうんですね・・・
この赤ちゃん細胞の28日間の人生をターンオーバーと呼んでいます。美容に興味がある女性は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
その幹細胞ですが、老いることがないそうです。
ならば人って老けないのでは?と思うのですが、歳を重ねると減少するんだそうです。老いないけれど死んでしまう、ということですね(-_-;)
基底細胞(幹細胞)が減ると、皮膚の新陳代謝が弱くなります。ターンオーバーの遅延が起こるということです。
28日だったものが、40日、60日と延びていくわけです。それは、シミ、くすみ、たるみ、しわなどの全てのトラブルの原因となります。

幹細胞の重要性わかっていただけましたでしょうか?
では、幹細胞美容液とは、幹細胞をどうしてくれる美容液なんでしょう。
幹細胞が入っている?
いえいえ、そんなわけありません。
幹細胞を増えすことができる?
うーん、どうなんでしょうか?
その答えは明日にでも。ではまた次回。