美容鍼はシミに効果があるのか?2019.08.31
こんにちは。東條です。
タイトルの答えに入る前に、シミができる過程をお話しさせていただきます。

シミは、表皮の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が刺激されメラニンという色素を放出することで生じます。メラノサイトの刺激とは、主に紫外線や物理的な刺激(摩擦・掻破)行為のことを指します。
メラニンが生成されるだけではシミにはなりませんが、そこに加齢などによるターンオーバーの遅延が生じた際にシミになります。
ターンオーバーについては、下のブログで少し触れています。ご参考までに。
では「美容鍼で沈着したシミは薄くなるのか」という疑問について。
結論をズバリ言いますと、実感できるレベルの効果は感じられません。
美容鍼により皮膚血流量が増加し、くすみが取れて肌は白くなりますが、シミが消えることはありません。
美容皮膚科でレザー治療などを行われた後に、シミを作らないお肌作りを目標に施術を行っています。
同様に言えるのが、目の下のクマです。
クマは茶クマ・黒クマ・青クマがあり、美容鍼が対応するものは血行不良による青クマ、またはむくみによる黒クマです。
花粉症やドライアイなどで目をこする癖のある方は、目の下にメラニンが沈着する茶クマが発生します。
茶クマを含めたシミは基本的に自然に消えたりはしません。肌への摩擦行為を控え、紫外線対策を怠らないことが重要です。
シミを本当に消したい方は、美容皮膚科でレーザー治療、ハイドロキノンやトレチノインといった塗り薬で対応された方が良いと思います。
お肌が弱い方で塗り薬が使えない、シミを少しでも目立たないようにしたい、シミができるのを防ぎたい、そういうお客様に施術と情報を提供することが、FACE SALON BUZAの役割だと考えています。
日々のスキンケアでシミを防ぐコツを、スタッフの岸川が書いてくれています。目を通してみてください。
ではまた次回。