ウイルスで思うこと。2020.03.02
こんにちは。東條です。
右を向いても、左を向いても、コロナウイルスの話題で持ち切りな今日この頃です。昨日もスーパーにトイレットペーパーを購入するためか長蛇の列ができていました・・・こういう光景は見ていて気持ちが良いものとは言えないですね。
TVやインターネットのニュースでも、コロナウイルスに関する情報が錯綜しています。私自身も信用できると思われる先生の情報を鵜呑みにして、誤った情報をお客様に伝えてしまったことがあります。
この経験からも、正しい情報を取捨選択することが肝心であると痛感しました。正しい知識を持ち、リスク管理を行うこと。不要な恐怖は、他者を攻撃するという方向にしか向かないと思います。
まずは「ウイルスとは何か?」ということをお伝えする必要があります。
私の言葉ではなく、Wikipediaから抜粋しました。リンクは除いています。
ウイルスは細胞を構成単位とせず、自己増殖はできないが、遺伝子を有するという、非生物・生物両方の特性を持っている。現在]のところ自然科学では生物・生命の定義を行うことができていないため、便宜的に細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでいるが、ウイルスは「非細胞性生物」として位置づけられる。あるいは、「生物学的存在」ともいわれる。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。
自己増殖はできない、感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼす。ポイントはこの2点です。ウイルスは寄生しないと一人で生きていける時間は限られているわけですね。
では、コロナウイルスはどのくらい生きていけるのか?
国立医学研究所の2/21時点の報告では、
環境中における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の残存期間は現時点では不明である。他のコロナウイルスに関しては、20度程度の室温におけるプラスチック上で、SARS-CoVでは6~9日、MERS-CoVでは48時間以上とする研究がある。
とあります。つまり新型コロナウイルスが何時間生き続ける(あえてこう書きます)かは今はわからないということ。
研究が進めば、残存期間も明らかになるでしょうが、どちらにしても感染する生物がいなければウイルスは死ぬしかないわけです。このことから、感染拡大を防ぐ根本的な対策が、感染者の隔離しかないことがわかります。できるかどうかは別としてです。
当サロンでは、手洗いとうがいの励行、マスクの着用、手指消毒、換気、湿度保持と対策はしています。これがウイルスに対する基本的な対策だからです。しかしこれらの対策が本当に効果があるのかは、今後の研究の結果を待たなければいけないようです。
ご予約いただいているお客様も、外出に不安を感じておられるなら、キャンセルのお電話をお願いいたします。
経験と科学は時に相反する場合もありますが、その情報が正しいかどうかを判断し、行動する基準は自分自身の中にあると思います。マスクをする、手洗い、うがいをする、免疫力を下げる行為をせず、人ごみの多い場所に行かないこと。たとえそれが科学的証拠がないとしても、コロナウイルスがそれを凌駕する性質をもつウイルスだったとしても、いま個人ができる対策はその他には見当たりません。
桜が咲くころに日本に笑顔が戻ると良いですね。
ではまた次回。